ローン
LOANローン
リノベーションで使えるローン中古リノベーションで使えるローンには、リフォームローンと住宅ローンがあります。リフォームローンと住宅ローンの特徴的な違いは、借り入れのしやすさ、金利、借り入れ可能な金額の違いです。物件購入、リノベーションそれぞれに使えるローンの特徴を知り、上手に活用することが大切です。
リフォームローン | 住宅ローン | |
---|---|---|
借入可能金額の上限 | 500~1,500万円 | 5,000万~1億円 |
借入可能な期間 | 最長10~15年 | 最長35年 |
金利の相場 | 約2~5% | 約1~2% |
審査期間 | 最短で1、2日~1週間 | 最短でも2週間前後 |
リフォームローンと住宅ローンの特徴
リフォームローンのメリット&デメリット
- ①担保がなくても借りられる
②審査が通りやすい
③融資が早い - ①金利が高い
②返済期間が短い
③借り入れ限度額がある
住宅ローンのメリット&デメリット
- ①長期返済が可能
②金利優遇措置がある
③借入額が多い - ①担保が必要
②審査が厳しい
③抵当権※1設定費用が必要
※1 抵当権:住宅ローンなどを借りる際、購入する住宅の土地と建物に金融機関が設定する権利のこと。
2パターンのローンの組み方
PATTERN1
住宅ローン + リフォームローン
物件購入のローンを組んだ後に、別途リフォームローンを組むパターン。金利が高くなりますが、物件購入後にリノベ会社を選べばよいので、ゆっくりリノベーション会社を探せます。
PATTERN2
住宅ローン
両方の費用を合算して、住宅ローンのみでまかなうパターン。低金利の住宅ローン一本にまとめることができるので、リノベーション費用が多額になっても毎月返済額を抑えることができます。
リフォームローンの種類リフォームローンには、リノベーションするマイホームを担保に入れる「有担保タイプ」と、担保がいらない「無担保タイプ」があります。
有担保タイプ | 無担保タイプ | |
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借入可能金額の上限 | 10万円~2,000万円 | 10万円~1,000万円 |
借入可能な期間 | 1年~35年 | 1年~15年 |
金利の相場 | 約1~4% | 約2~5% |
初期費用 | 必要(※抵当権設定費用など) | 不要 |
変動金利タイプと固定金利タイプローンの金利は、市場金利にあわせて金利が変動する「変動金利タイプ」と、契約時の金利が返済終了まで変わらない「固定金利タイプ」に大きく分けられます。
変動金利タイプ
変動金利の金利は市場金利の変化に応じて変動します。返済期間中に市場金利が低下したり上昇したりすると返済総額が減ったり増えたりします。金利の動向によって返済額が変わるため、返済計画を立てにくいというデメリットがあります。
返済額が変動する 返済計画を立てにくい
固定金利タイプ
固定金利の金利は完済するまで変わりません。契約時に期間中の支払額が確定するので、返済計画を立てやすいのですが、返済期間中に市場金利が低下しても返済額が変わらず、金利低下のメリットを受けられないというデメリットがあります。
金利低下のメリットを受けられない 返済計画を立てやすい